成長したい人のための時間帯別の最適な勉強分野。

最近、自身の成長のための勉強に関する話題が僕とはてなの周りでちょっと白熱しているので、僕も少し思うところを書いてみます。


歳を重ねるにつれ自分自身に対する凡人感を強くするわけですが、そういう僕のような一般ピーポーが、世界の優秀な人達と競うためには、勤勉に学習し勉強の量と質を以って日々成長し続けなければなりません。とても資本主義的な考え方ですが、僕はこういう成長主義的な生き方は大好きです。


では、限られた時間でどのような勉強をするのが効率が良いのか。今回は時間帯別の最適な勉強法の紹介という視点で、僕なりの勉強の仕方を書き連ねてみます。というよりも、僕自身のためにきちんと僕用の時間帯別勉強法を言語化しておきたいだけです。


ひょっとすると他の方々には当てはまらない点もあるかもしれません。でも、時間帯で勉強法を変えるというのは、結構適度に目新しい視点かなぁと思います。ですので、ひょっとするとこれを読んでくださる誰かの役に立つかもしれません。とちょっと期待を込めつつではいってみましょう。

早朝。午前5時〜朝一番。目覚めと同時に始める勉強。

朝は冷静であるからこそ、意識が散漫になりやすいのが特徴です。だからこそ、朝は議論。判断力と情報収集力を必要とする作業を行います。例えば論文を書いたり、多角的・批判的に自分の主張を検証したりすると良いでしょう。


『そういえば、あれってどうなってるんだっけ?』、『こういう可能性って言及しなくていいんだっけ?』といったように、無駄に視野が広いので、その勢いで戦略や計画を練るのも良いでしょう。自分の欠点を見つけやすいのもこの時間。


基本的に、数学や科学などのハードサイエンスは午前中にやるべき。

朝食後。短時間でできる細切れ勉強。

朝食の後は、活動を始める前のちょっとした空き時間しか確保できないので、いつでも始めることができていつでもやめることができる勉強を行います。私は与えられた課題などの消極的なモチベーションで行う勉強や、あとは英語の音読と長文丸暗記などをこの時間でやっています。

日中。

何でも好きなことをすればいいと思います。日中に10分くらいの仮眠を大胆に取ることで、一日中ある程度のパフォーマンスを維持することができますよ。

深夜。

深夜は、判断力が鈍りがちになります。だからこそ、プログラムの実装など、わき目も振らず有無を言わせず勢いでごり押しするような作業に向いています。プログラマーズハイをうまく利用しましょう。頭が回らなくなればなるほど、コードが量産される。いい感じですね。


ここでいくつか注意点。コードのアルゴリズムなどの仕様的なものは事前に練っておきましょう。深夜の判断は間違っていることが多いです。コードの品質は翌日の午前中にチェックしましょう。往々にして、深夜に書いたコードは、すごく視野が狭いコードになっています。

午前2時〜早朝。鳥が目覚める頃。

リーディング。単純暗記。ここが今日のメインポイントと言っても過言ではないかもしれません。コードを書くのにも支障がでるほどに、判断力が鈍ってきた睡眠前ぎりぎりの状態には政治学や経済学等のソフトサイエンス分野の論文・書籍のリーディングがお勧めです。


この状態は、二度ほど眠気の襲来を乗り越えたその向こう側にある領域です。私はこの状態が一番好きだったりします。


人は判断力が極度に鈍っている状態だと、外の刺激に対して従順になりがちです。洗脳されやすい時っていうのも、こんな疲れて判断力が鈍っているような状態ですよね。


だからこそ、この状態で情報をインプットしておくと、メタ的な感覚も含めた知識を身に着けることができます。自身の内部に刻み込まれる知識といった感じでしょうか。このとき、私は基本的に特定のリズムを刻み続ける曲を小さなボリュームで無限ループしています。


今、こうやって書いてみて、本当に洗脳に近いなとしみじみと感じました。


こういった状態においては、視野が極端に狭く判断力もなく、もはや散漫になるほどの意識もないので、目の前にあるものに極端に執着します。また、睡眠は記憶を整理する効果があるので、その視点から考えても、睡眠のぎりぎり直前に憶えたいこと・身に着けたいことを頭と身体に詰め込んでおくのはメイクセンスですね。


つまり、ソフトサイエンスの知識は夜中〜早朝・徹夜明け辺りで詰め込むべきということです。

まとめ

上記の特徴を意識して生活リズムを形成します。僕の場合、曜日ごとに起床時間と就寝時間が固定されていて、うまくこれらの勉強を配分しています。


僕の日常生活はプログラム的というか、if文による例外処理の条件分岐的な感じになっていて、特殊なイベントや例外的なタスクが入らない限りは、毎週毎週、起床時間からシャワーを浴びる時間、朝食、仮眠、夕食、就寝と、ルーティンタスクのほとんどの時間が固定化されています。代わり映えしない生活最高!


そんな感じで、負担にならない勉強を組み込んでいくと、知らず知らずのうちに成長できるのではないかと、僕は期待しています。勉強大好きです。こういった時間的な切り分けを基礎にした学習をしていると、知的欲求が半端ないので、各分野を学習する『勉強時間』が来るのが毎日待ち遠しかったりします。モチベーションの維持にも一役買っていますね。

(付録)英語について。

僕も経験があるのですが、一度も海外に出たことのない人が英語の能力を上げるのはとても大変です。でもTOEFL CBT250レベルくらいなら、一年くらいでたどり着けるものです。


基本的に、英語に判断力は不要です。何が正しいか。何が間違っているか。何が適切な表現か。そんなことどうでもいい。


とにかく必要なのは膨大なインプットと適度なアウトプット。読んで読んで書いて聴いて読んで話して読んで書いて読んで読んで書いて聴いて話して読んで書いて聴いて話して聴いて話して読んでれば、自然に英語力は身につきます。


僕は田舎の高校に通っていてその頃はパソコンも持っていませんでした。そういった情報が極端に不足している状態でも、独学で高校三年生の頃には上記の英語力が身についていました。


みんな、言語に理屈を求めすぎ。効率性を求めすぎ。王道を探しすぎ。言語の勉強なんて適当なくらいが丁度いいんじゃないかな。


どうでしょうね。